子育ての悩み!性別の相談…小学生の親はどう対処すべき?

子育て

子育てをしていると、

悩みは本当にそれぞれ様々ありますよね。

 

うちの子は小学生になり、

悩みが深刻になってきています。

 

深刻なので、人に相談しても

『どう答えて良いか困る』

という反応をされることもありました。

 

 

その悩みは、

子どもが性別に違和感を持っている、

性同一性障害なのではないか?

ということです。

 

うちの子は男の子ですが、

「女の子になりたい」

と、はっきり言っています。

 

幼稚園までの頃は、

なんとなくそうかな?と思うものの、

「まだ小さいから分からないよ」

と周りにも言われてきましたが…

 

小学生になると、

ランドセル選びからハードルがありました。

洋服も、女の子の物を着たいようです。

 

そして、すでに声変わりの不安を抱いています。

 

このような子どもに、

どのように支援したら良いのか?

ここでは、親としてできることを考えていきます。

 

腹をくくって気持ちを受け止める

子どもがはっきりと

性別の違和感を述べ始めたら、

親は腹をくくって受け止めることが、

まず一番大事なことです。

 

ここで「そんな変なこと言わないの」

と否定してしまうと、

子どもの心はひどく傷つき、

修復できなくなってしまう恐れもあります。

 

 

私の知っている子どもで、

小学生の頃に違和感を親に話したところ、

お父さんが「気持ち悪いこと言うな」

と言ったことから、

外へ一歩も出られなくなってしまった子がいます。

 

子どもにとって、性別が違うという違和感は、

到底想像できないほど苦しいことなのです。

 

そのことを、

親である私たちはまず受け止めて、

理解するよう努力する必要があります。

 

確かに、自分が男の子として産んだ子どもが、

急に娘になるなんて悲しいと感じますよね。

 

ですが、子どもが苦しんでいる姿を見る

ことの方が、親は断然悲しいことなのです。

 

勇気を持って、まず受け止めてあげましょう。

 

早い段階で学校に相談しよう!

このようなことを学校に相談するのは、

親として恥ずかしいと思うかもしれません。

 

ですが、相談することは必須です。

 

なぜなら、今後あらゆる問題が

どんどん押し寄せてくるからです。

 

トイレの使い方は?

体育の水泳は?

 

その時に、学校と連携して、

子どもを守っていかなければなりません。

そのために早い段階で相談するべきなのです。

 

 

私は、子どもが入学する前に、

学校長、養護教諭、担任に相談をしていました。

 

ランドセルの色を選ぶ時、

子どもはピンク色が良いと言いましたが、

何とか説得して、

次に好きな緑色を選ぶようにさせました。

 

本当は一番好きな色を選ばせてあげたかったです。

でも、まだ一緒に通う子どもたちには

理解できない内容ですので、

単純に虐められてしまうことを恐れました。

 

今後、さらに子どもが女の子らしい物を

選ぶとなった時に、

学校でも子どもに無理のない程度に

我慢させなければならないことが出てきます。

 

そのような時に、

子どもを傷つけないよう配慮して対応してほしい、

ということを学校にお願いしました。

 

 

以前、このような子どもが担任の先生に笑われてしまい、

次の日から学校へ行けず、

引きこもりになってしまったと、

聞いたことがありました。

 

学校に、子どものことを知っていてもらい、

配慮をしてもらうことが大事なこととなります。

 

 

また、具体的に着替えの場面や

トイレの使用についても、

高学年になって困ってしまう前に相談しておくと、

いざという時にスムーズに対応してくださるので、

学校に知らせておくことは非常に重要です。

 

今できることと将来できることを伝える

うちの子どもは、

今すぐにでも女の子になりたいと思っています。

 

ですが、

「それはできない」

と、はっきり伝えています。

 

日本では、子どもは性別変更の手続きや

性転換手術ができないからであることも

教えています。

 

 

その上で、今できることは、

家庭の中だけは『女の子でいていいよ』

ということです。

 

女の子の服を着ても良いし、

女の子の遊びをしても良いとしています。

 

そうすることで、少しでもストレス和らげて

あげられると考えたからです。

 

もし、このことまで取り上げてしまうと、

子どもは物凄いストレスを抱えてしまいます。

 

そして、外へ出たら、

「男の子に変身ね」

と伝えています。

 

これは家族の秘密ね…と。

 

このルールのことで一度だけ、

子どもが聞いてきました。

「なんで内緒なの?悪いことなの?」

と。

 

私は、子どもがかわいそうで

泣きたくなりました。

 

ですが、精一杯の笑顔で、

「あなたは、何一つ悪くない。

でもね、これは難しいことで、

周りの人にわかってもらうことはできないの。

あなたが傷つけられてしまうことになるのは、

お母さん耐えられないから、

大人になるまで一緒に辛抱しようね」

と答えました。

 

そして、

「大人になったら手術して、素敵な女の子になろうね」

と言いました。

 

 

親としてできることは、

決して突き放さずに『ずっと味方である』

ということを伝えることです。

 

子どもにとって、

今すぐに性別を変更できないことは

とても苦しいことですが、

少しでもストレスを和らげてあげられるよう

支援していくことはできます。

 

子どもが周りの子に虐められないよう、

ストレスで押しつぶされてしまわないよう、

守ってあげなければなりません。

 

まとめ

ここでは、今すぐに親としてできる支援

ついて紹介しました。

 

ですが、子どものストレスは計り知れないので、

カウンセラー医師と相談して、

より深い支援も必要になります。

 

子どもの年齢が上がるにつれ、

またさらに新たな問題も生まれてきます。

 

その時になって慌てないよう、

予め相談できるところと繋がっておきましょう。

 

 

子どもが性別の違和感を訴えてきたら、

すぐに認めてあげられないですよね。

私も、何かの勘違いだと思いたかったです。

 

ですが、小学生になっても訴えてくるとなると、

深刻な問題に値します。

 

そのような時には、

まず受け止めてあげることから始めてください。

 

 

私は今では、息子が大人になって、

自分の理想の女性に変身して、

生き生きと暮らしていけることを想像しています。

 

一緒にショッピングをしたり、

お酒を飲んで朝まで語り合ったりすることを

楽しみにすることができるようになりました。

 

そうは言っても、

子どもが辛い時は一緒に辛くなってしまいますが…

 

子どもと一緒に一喜一憂しながら、

精一杯楽しんで生活していきたいものです。

 

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