子育てって大変ですよね?
一生懸命やっているのに、うまくいかなくて…
いつも子どものことを考えて、
心配になって注意しているのに、
子どもに伝わらなくてつい怒ってしまう。
そんな時に
「そんなに怒るのをやめなさい!」
とか、
「無理してそんなことさせないの!」
と言われてしまうことはありませんか?
実の母親に…
せっかく子どもに大事なことを教えているのに…
せっかく子どもに自分の思いを伝えているのに…
なぜここで口をはさむの?!
とイライラしますよね。
育児をはじめた頃、
しょっちゅう母親に口をはさまれ、
しょっちゅうイライラしていました。
もちろん今も少しはありますが、
ある方法で母親が口をはさまなくなりました。
ここでは、子育て中に感じる実母への
イライラについて、どのように対処していけば
良いのかをご紹介します。
母親とうまく付き合うことを選ぶ
母親に対してイライラが積もると、
こんなに煩わしくて面倒なのに、
母親とつき合うべきなのか?
と考えてしまいますよね。
でも私が本当に頼ることができるのは、
母親しかいないのです。
旦那もいるし、友達もいるし、
支援してくれるところもあるけど、
結局本当に困った時には、
私には母親しかいません。
本当に苦しい時に
甘えてしまうのは母親なのです。
それは、私も生まれた時に初めて
出会ったのが母親で、たくさんお世話をして
もらって育ってきたから。
それが母親の存在だから。
そんな母親に頼ることができなくなることは、
自分にとって辛いことです。
だから、私は、母親とうまくつき合うということ
を選びました。
そう思うことができたら、
上手に母親に甘えることができたら、
子育ては今までよりもずっと楽なものになり、
自分の子どもにとっても、
とても良い環境になりますよね。
自分の子どものためにも、
イライラしている自分を少しでも
和らげていきましょう。
忘れないで!『母親』だった頃を
以前、あまりにもイライラしたので、
「自分だって子育て中に怒っていたでしょ?」
と言い返したことがあります。
その時、母親は少し沈黙になりました。
普段、母親は孫を可愛がっている
『ばぁば』になりきっています。
だから、『ばぁば』は怒らないし優しいのです。
でも、自分が子育てをしていた
『母親』の頃のことを明らかに忘れています。
そのことに気づいた私は、
「私が赤ちゃんだった頃、子育て大変だった?」
とか、
「小さい頃、私ってわがままばっかりで
大変だったでしょう?」
と母親に聞くことにしています。
そうすると、
「そうそう、あんたの時はなかなか
泣き止まなくて本当に大変だった」
と返ってきます。
そして、「私も怒ってばかりいたなぁ」
と思い出してくれます。
私はすかさず、
「怒りたくないのに、つい怒っちゃうんだよね。
私も上手にはできないけど、本当はちゃんと
大事なことを伝えたいと思っているんだ。
だから、そういう時は見守っていてね」
と伝えるようにしました。
母親にとっては何十年も前のことだし、
忘れていて当然ですよね?
自分が『ばぁば』になった時にも、
今の気持ちを忘れてしまわないように
したいものです。
そして、子どもには、
「そうだよね、怒りたくもなるよね?」
と共感してあげたいです。
共感できた母親の本音
母親とじっくりと話ができてくると、
「自分は、あんたに対して、
怒ってばかりいて嫌だったから、
そんな風に同じ失敗をして欲しくない」
と本音を語ってくれたことがあります。
えっ???
お母さん、子育て失敗しているの?
と少しだけ悲しくなりました。
だって私、少しはまともに育っているし…
だからこう言いました。
「お母さんがたくさん怒ってくれたから、
私も少しはまともな社会人になれたと
思っているのだけど…失敗だったのかな?」
母親は、またもや少し沈黙でした。
でも、母親が私の子育てに
つい口出しをしてしまうのは、
私が自分の子どもを心配してハラハラして、
口出ししていることと同じなのだな、
と少し共感できました。
母親の人生を尊重する
母親にはつい甘えてしまうものです。
イライラするとあたってしまいます。
でも、母親とうまくつき合うには、
どうしたら良いでしょう?
私が考えたことは、母親にも母親の人生があり、
その邪魔をしてはいけないということ。
ついおんぶに抱っこになりがちですが、
それでも母親の趣味や観たいテレビ番組まで
取りあげてしまわないように気をつけています。
親子関係である前に人間関係を大切に。
実の母親でも、少しは気をつかってやっていきたいものですね。
まとめ
母親との関係は、以前よりも少しは
気持ちが楽な良い関係になってきています。
友達の話を聞くと、母親とうまくいかず
関係を断ち切ってしまったとか、
しばらく会わないことにした等々
悲しい話をよく聞きます。
でも、そうなってしまうと、
本当に大変なのは自分自身であり、
その大変さは可愛い我が子へと
ふりかかってくるのです。
私の姉は、子育てのことで
母親とケンカをしてしまい、
それを見ていた子どもたちが、
『ばぁばをいじめないで』
と、ばぁばを心配していたようです。
子どもにとっては、
母親のこともばぁばのことも
どちらも大切な存在です。
そう考えると、
母親とうまくやっていくことが
とても大事なことであることに気づきます。