子どもが2歳になると、
イライラすることが増えた気がしませんか?
おしゃべりができるようになって、
可愛いはずなのに同時に自己主張が強くなって、
できないことも「自分でやりたい!」と言って、
でも、出来ないと「えーん!!」
と、サイレンのように泣きます。
それでいて、興味のないことだと
『イヤだ、イヤだ!』と始まり、
泣いて抵抗したり暴れたりします。
うちの子の場合、暴れると抱っこどころか、
触ろうとする私の手を払いのけるほど。
外出中だと、放っておくのも危険なので、
本当にきつかったです。
『もーやだ!!』
と、こっちが叫びたいし泣きたくなりました。
2歳になると始まる『イヤイヤ期』
という言葉は聞いていましたが、
こんなに大変だったの??と心から実感します。
この『イヤイヤ期』で自分が壊れてしまわないよう、
2歳児の子育てを上手に乗り越える方法をお伝えします。
イヤイヤ期は発達が健康であるサイン
2歳児の『イヤイヤ期』はどの時代でも、
誰にでもある時期です。
そして、発達が健康であるサインと言えます。
私たちは自分の子どもと
ずっと一緒に過ごしているので、
自分の子どもだけが
『特にひどいのではないか?』と感じ、
『私だけが苦しい!』と思いがちですよね。
私の場合、当時1歳の子どもが、
お友達に噛みついてしまう癖があり悩んでいました。
そんなことを他の子がやっているのは
見たことがないので、
『うちの子、おかしいの?』
と思っていることを母に話したところ…
「あー、あんたが小さい頃も、
お母さんよく噛まれて大変だったのよ」
と言われたのです。
もちろん、私自身は覚えているはずのない年齢ですが、
母からそのことを聞き、少しホッとしました。
『そうか、私に似ているのね』
と受け入れることができたので、
母に聞いて良かったです。
自分にも『イヤイヤ期』はあり、
母が苦労したということを知ると、
この時期の大変さは当たり前のように思えます。
このような大変な時期があるから
子どもは健康に育つのだな、
という気持ちで受け入れると、
『なんでこうなの!?』
とイライラする気持ちが和らぐのです。
『自分もこうだった』
『自分も母を困らせて迷惑をかけた』
ということを知ると
子どもに対して、少し優しい気持ちになれます。
イヤイヤ期の対応はバランスが大事
子どもが『イヤイヤ』と反抗し始めると、
疲れている時には『はいはい、どうぞ』
といった感じで、
こちらも取り合わない時がありますよね。
そのように、こちらが注意を向けないと
子どももつまらなくなり、
やがて、それまで嫌がっていたことを
やり始めることがあります。
子どもの反抗する気持ちは、
成長の健康なサインですので、
『絶対に許さない!』
と全てを取り締まるのは良くないことです。
この反抗を押さえつけてしまうと、
10代の反抗期に、手をつけられないほど
反抗してしまうようになったり、
問題行動を起こしたり、成長過程に良くない影響を
及ぼす可能性もあります。
そうならないように、
反抗する気持ちを受け止め、
一歩下がって様子を見ることも大事なことです。
ですが、こちらが取り合わないことで
『やらなくてもいいんだ』
と誤って認識してしまうこともあります。
うちの子の場合は、
必ずお風呂に入るのを嫌がり泣き叫んでいました。
お風呂に入ってしまえば、今度は、
「上がりたくない!」と嫌がり泣き叫ぶので、
毎晩とても苦痛な時間でした。
毎晩泣き叫ぶので、
一度「お風呂入らなくていいよ」
と言って様子をみました。
ですが、子どもは変化せず、
むしろ遊びに夢中になってしまったのです。
その晩は、子どもが寝ている間に、
こっそり子どもの体を拭いたのですが…
次の日も同じように突き放すと、
やはり遊び始め、子どもは完全に
『お風呂は入らなくても良い』
ということを覚えてしまったのだと焦りました。
もう少し大きな子どもなら、
『なぜお風呂に入らなければいけないのか?』
ということを説明するのですが、
この時期の子どもに説明しても、
ポカーンとしてしまいます。
私は、子どものお風呂に入りたくないという
わがままを受け入れてしまい、
子どもは『泣いて勝ち取った』
と勘違いしてしまう結果となりました。
このようなことが続いたので、
3日目は抵抗がパワーアップしてしまい、
お風呂に入れることが余計に大変でした。
子どもが泣いて抵抗することのうち、
どうしてもやらなくてはいけないことは、
こちらも譲らずに、
『嫌でもやらなくちゃいけないね』
と、毅然とした態度で示すことが
大事なのだと分かりました。
『泣いて抵抗したら、ママが言うことを聞いた!』
という経験をさせるのは良くありません。
こちらが言いなりにならないよう気をつけながら、
時にはごまかしつつやらせたり、
時には『はいはい』と放ってみたり、
様々な対応とそのバランスが大事です。
私のように失敗することもあるかもしれませんが、
その子にあった方法が見つかるはずです。
まとめ
子どもの『イヤイヤ』は、
発達が健康であるサインです。
その『イヤイヤ』を押さえつけすぎず、
かといって言いなりになりすぎず、
その場に合った対応を考えることが大事です。
難しいことですよね。
それに、こちらに気持ちの余裕がないと
立ち向かうことができません。
疲れていると、面倒になり
「ジュースあげるから泣き止んで」
と、子どもの言いなりになってしまいます。
子どもが泣いて抵抗する時に、
このような対応をしないよう心がけましょう。
そして、子どもの機嫌が良い時には、
一緒に楽しむ時間をたくさん作って、
子どもとの信頼関係を築いていくと、
『イヤイヤ』も少しずつ減っていきます。
しんどい時期ですが、
『可愛い2歳』であるのも今だけ。
この時期を上手に乗り越えていきましょう。