子育てをしていると、
『今すぐ逃げたい!』と思うことがあります。
それは、心も身体も本当に疲れていて、
イライラしているのに、
追いうちをかけるように子どもが大事な物を壊したり、
壁に落書きをしたりなど…
「もー!! やめて!!」
と叫びたくなるようなことをしてくる時です。
疲れている時に限って、
子どもが大きないたずらをしたりケガをしたりして、
「いい加減にしてよ!」とか、
「もーやだ!!」などと叫んで、
その場から逃げ出したくなります。
『逃げ出したい…』という気持ちは、
子育てをしている誰もが経験したことがあるはずです。
私はこのような瞬間に、
外へ飛び出して泣いたことがあります。
今思うと恥ずかしいですが、
その時は本当に限界でした。
『逃げ出したい』と思う時、
私たちは本当の意味で『子育てをやめたい』
とは思っていないのです。
ただ、突発的に『逃げ出したい』
と思うことが多いと感じます。
本当は子どもを可愛がりたいし、
イライラしたくないですよね。
だって本当は、
自分の子どもは『世界一可愛い』のだから…
そこで、今回は、子育てから『逃げたい』
と思った時の解決法をお伝えします。
簡単で無心になれる作業でリフレッシュしよう!
追い詰められてしまうのは、
心が本当に『心から』疲れてしまっている時です。
心の疲れが根深くあり、
それを取り除くことができないまま過ごしていると、
何かの拍子で爆発してしまうのです。
でも、疲れているからと言って、
忙しい毎日の中で、なかなかリフレッシュ
なんてできませんよね?
ですが、小さな疲れに蓋をして、
そのままにしておくと、その疲れは蓄積され、
ついに爆発した時には、
『逃げたい』と思ってしまうほどの
大きな疲れになってしまっているのです。
まずは予防として、『私は心が疲れている』
ということを認識しましょう。
しょっちゅうため息が出るとか、
イライラしていると感じる時は、
心が疲れている証拠です。
心の疲れを察知することができたら、
今度は、その疲れがまだ小さいうちに
取り除くようにしましょう。
心の疲れを取り除くには、
自分の好きなことをしてリフレッシュすることが
一番良い方法です。
それは、頭を使うような複雑なことではなく、
単純な作業が向いています。
私は、編み物をすること、ウォーキング、
雑草を抜いたり、四つ葉のクローバーを探すこと…
簡単で無心になれる作業をするようにしています。
心の疲れを癒してあげると、
子育てから『逃げたい』と思うほど
深刻な状態にはなりません。
心の疲れを取る作業も子育ての項目の一つに入れ、
意識してリフレッシュするようにしましょう。
子育てから一時的に逃げて心をリセットしよう!
最近では、J-POPの歌詞や書籍にも、
『逃げても良い』という言葉がよく使われています。
仕事や勉強、人間関係等において、
『頑張らないと!』と頑張りすぎて心が疲れ、
心身ともに壊れてしまうことがあると
わかってきたからです。
子育てにおいても、
頑張りすぎてしまう人が多いと感じます。
子育てには終わりがなく、
頑張っても報われることばかりではないし、
誰かが評価してくれることもありません。
そのため、頑張りすぎてしまう人が多いのです。
なので、『逃げたい』と思うほどキツイ場合には、
『子育てから一時的に逃げる』ことをおすすめします。
『逃げる』と聞くと、
『子どもを愛していないのか?』とか、
『子どもより自分が大事なの?』などと
言う人がいるかもしれませんが、
そうではありません。
子どもが大事だから、愛しているから、
イライラするし子育てが辛いのです。
真面目に子育てに取り組んでいる人ほど、
疲れやすい傾向にあります。
いつも一生懸命に子どものことを考え、
子どものために行動しているから
疲れてしまうのだし、
疲れてもなお自分を犠牲にしてしまうのです。
そういう場合には、
『子育てから一時的に逃げ』ても、
きちんと良い状態で帰ってくることが
できるのでおすすめします。
では、どのようにして、
『子育てから一時的に逃げる』のでしょうか?
まずは逃げる前に、
誰かに子どもを預かってもらう準備をしましょう。
旦那、両親などの身近な人が難しい場合には、
ファミリーサポートや一時保育もおすすめです。
私は、子ども好きな叔母に頼ることがよくあります。
子どもを預けることができたら、
『子育てから一時的に』逃げましょう。
電車に飛び乗って1泊くらいの旅行をすると、
心身ともにすっきりリフレッシュできます。
旅行は、日常から離れることができるので、
おすすめです。
子どもに何かあったら?と心配になりますが、
大体のことは、一緒にいる大人が解決できます。
『駆けつけられる距離』でない方が、
完全に逃げることができるので、
遠くへ行くことをおすすめします。
ですが、遠くへ行くことが不安で、
逆にストレスになりそうな場合は、
無理して遠くに行かなくて良いのです。
そのような場合は、
普段行けないようなおしゃれなバーや、
ホテルでランチをする等、
日常から少し離れることができる場所を選びましょう。
子育てから一時的に逃げることができると、
心が一度リセットされます。
そして、帰ってきた時に、
子どもに対して『心から愛しているよ』
という気持ちがあふれます。
あんなにイライラしたり、
ため息をついたりしていたことが、
嘘のようになくなっているので驚きです。
まとめ
『子育てから逃げたい』と思うことは、
決して悪いことではありません。
疲れ切ってしまい、
しんどい時には逃げても良いのです。
そうしないと、『疲れの爆発』が
子どもに向かってしまう危険もあるからです。
逃げても、良い状態で戻ってくる
ということを信じて、
それは子どものためになる、
良い影響を与えるのだと信じて、
一時的に逃げることをおすすめします。