子育てと仕事…辞めたいと思いながら続けた私の経験談

子育て

仕事を辞めたい!

子育て中に仕事を辞めたいと思ったことは、

何度もあります。

 

最初にそう思ったのは、

まだ幼い子どもを保育園に預ける時でした。

 

 

うちの場合は、育休がとれるぎりぎり1歳半での

保育園デビューとなりました。

 

0歳から預けるより少し長く一緒にいられたので、

「そんなに辛くないでしょ?」

と周りの人からは言われていました。

 

でも、今までずっと2人で過ごしてきて、

日中ずっと一緒にいることができて楽しかったのに…

そんな幸せな日常が奪われるなんて、

考えただけで涙が出るほど辛かったです。

 

 

1歳半で預けることも、それなりに辛さはあります。

それは、預ける時に子どもがはっきりと

「ママー!!行かないで!!」

と泣き叫ぶからです。

 

しがみついて離れまいとする力が強く、

保育園の先生がやっとの思いで引きはがします。

 

「今日はずっと泣いていて、

しまいには吐いてしまいました」

とか、

「ママを探して泣いていて、

水分をとることもできませんでした」

と聞いた時に、

 

子どもにこんなに負担をかけるなんて…

そこまでして仕事を続けるべきなのか…

 

「仕事辞めようかなぁ」と心底悩みました。

 

 

ですが、保育園を続けて一年、

今思うことは仕事を辞めなくて良かった!』

ということです。

 

それは、仕事と育児は両立できる

と確信したからです。

 

子どもは着実に保育園に慣れていきました。

保育園とつながりを持った私は、

自分の生活に自信を持つことができるようになりました。

 

仕事と育児を両立することで、

お金の面だけでなく、

仕事にも育児にもどちらにも良い影響があると、

考えることができるようになりました。

 

 

仕事を辞めても良いけれど、

仕事を辞めたからといって、

必ずしも育児に良い影響を与えるとは限りません。

 

本当に仕事を辞めるべきなのか、

仕事を辞めずに両立することを選択するのか、

この記事を読んで考えていただきたいです。

 

私が両立を選んだ理由

どうしても仕事を辞めたいのなら、

辞めるという選択肢もあります。

 

その時に、今後の生活のことを考えますよね?

 

うちの場合は、

旦那の給料だけだと食べることには困らない。

でも、子どもに習い事をさせるとか

家族旅行をするとか、

ちょっとした贅沢はできなくなり、

貯金なんてする余裕もなくなります。

 

もし、仕事を辞めたほうが、

子どもと一緒にいられる時間が確保でき、

家族が幸せで、

金銭面でも一時的に乗り切れるのであれば、

辛い思いをしてまで働く必要はありません。

 

 

それでも、私が仕事と育児との両立を選んだのは、

お金の面だけでなく、

私が子どもに依存していたからです。

 

育休中は子どもにべったりで、

子どもがいない時間なんてやっていけない、

と思っていました。

 

しかし、それは子どもにとって良いことなのか?

と、疑問を持つようになりました。

 

私が子どもにべったりだと、

子どもは私からしかものを学ばなくなるし、

イライラしている私と過ごす時もあるし、

子どもにとって、ママとだけ過ごすことが

本当に良いことなのか?

 

そうではなくて、

先生やお友達との関係の中で学ぶことがある

と考えるようになりました。

 

 

保育園では、楽しいこともたくさんあって、

子どもにとって良い影響があるのではないか?

と思うようになりました。

 

私にとっても、

『子どもの人生と自分の人生は別物なんだ』

と考えられるようになり、

良い距離感が生まれました。

 

結論、私には仕事をすることと保育園が

絶対に必要なのです。

 

 

保育園のことで悩んでいる訳ではなくても、

仕事を辞めた時に、

子どもと一緒に過ごす時間が増えることで、

自分と子どもにとって、

その生活がより良いものになるのかどうか?

 

それはお金の面も大事ですが、

それだけではなく、

子どもと過ごす時間が増える日常生活

思いを馳せて考えてみてください。

 

自分にとって、どの選択が良いのかが

わかってきます。

 

子どもに必要以上に申し訳ないと思わない

育児をしながら仕事をすることが、

なぜそんなに辛いのでしょう?

 

理由は、人それぞれ違いますよね。

 

でも、大体の人は子どもに寂しい思いをさせて

いないか心配だという理由があると思います。

 

 

以前、定年退職が近い女性上司が

言っていたことがあります。

 

「ずっと子どもには贖罪の思いがあった。

ずっと忙しく働き続けてきたから、

寂しい思いをさせているなと。

でも、私は子どもにお弁当を作ることだけは

欠かさずにやった。

仕事がどんなに忙しくても、

子どもが大学を卒業するまでずっと作り続けた。

最近、子どもにそのことを感謝されて、

やっと自分を許すことができた」

 

これを聞いた時、私は少し驚きました。

 

子どもに寂しい思いをさせて申し訳ない

という気持ちは、こんなに長い年月の間

持ち続けるものだとは思っていなかったからです。

 

年月の長さは人それぞれかもしれませんが、

少なくともそんな思いで働き続けている人は、

たくさんいるようです。

 

果たして、男性ならこのように思うでしょうか?

 

女性である私は、どこかで、

本当なら家で子どもを育てるべきなのに、

自分の都合で仕事を選び、

子どもに寂しい思いをさせて申し訳ない

と思ってしまいます。

 

子どもが寂しいと思うことは事実です。

 

でも、子どもに対して、

『申し訳ない』

『かわいそう』

『性格が歪んでしまうのではないか?』

などと、心配しすぎなくても良いはずです。

 

子どもは、仕事で忙しくしている

お母さんのことを『悪いお母さん』であると感じ、

恨むなどということはあるのでしょうか?

 

そんなことはないと、私は思います。

 

恨むどころか、

『私のために一生懸命働いてくれてありがとう』

と思うはずです。

 

子どもは、働くお母さんを見て、

働くことの辛さや大切さを学ぶのです。

だから、必要以上に申し訳ないと

思わなくても良いのです。

 

 

申し訳ないと少しだけ思って、

子どもと一緒にいられる時間には

じっくり話を聞いてあげたり、

遊んであげたりしましょう。

 

毎日お弁当を作る、

などと心に決めれば良いのです。

 

 

子どもが寂しくないようにという理由では、

仕事を辞めないでください。

 

むしろ、『自分のために仕事を辞めてしまった』

と知ったら、悲しい気持ちになる場合もあります。

 

 

私が子どもの頃、母は専業主婦でした。

でも家が裕福ではなく、

母はいつも自分のことにはお金を使わず、

子どもたちのためだけにお金を使っていました。

 

そんな母は立派なのですが、

私はそのことを、いつも悲しく思っていました。

 

お母さんが自分の趣味を楽しむとか、

好きなものを買うとか、

そういう姿を見たかったのです。

 

子どもからしたら、

お母さんも自分の人生を楽しんで、

いつもキラキラしていて欲しいと思うはずです。

 

まとめ

仕事を辞めたいと思ったことを、

誰かに話したことがありますか?

 

私は、実母に話しました。

 

先ほど書いたように、保育園へ連れていくことが

本当に辛かった時のことでした。

 

母はこう言いました。

「本当に辞めたかったら、

一旦辞めても良いんじゃない?

子どもが大きくなってから、

また始めても良いと思うよ」

 

私はこの言葉で、少し吹っ切れました。

 

もう少し仕事をやってみて、

子どもの様子を見てから辞めても遅くはないかな、

と思えるようになりました。

 

そうして仕事と育児を進めていくうちに、

私も子どもも今の環境に慣れ、

この生活に自信を持つことができるようになりました。

 

 

仕事を辞めても良いけれど、

続けていくメリットもあるし、

辛い時期を乗り越えれば

両立していくこともできます。

 

仕事を辞めるにしても続けていくにしても、

自分と子どもにとって幸せな生活を送るには

どちらが良いのか?

子どもの目線でも考えていけば決断できるはずです。

 

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