子どもが幼稚園に通い始めると、
親も心配で、そわそわしますよね。
3歳といっても、まだ言葉も上手ではないし、
困ったことがあっても、
自分で先生に相談するなんてできないでしょうし…
うちの子は1歳から保育園に通っており、
3歳から幼稚園に入園しました。
保育園には慣れてきたところでしたが、
幼稚園はまた全然違うところですので、
最初の頃は、子どもも不安で泣いていました。
保育園では、集団で行動するような
経験が少なかったため、
集団行動に馴染めるか、先生に人見知りしないか、
こちらも不安でいっぱいでした。
そのような中、
少し心配になることが起こりました。
うちの子は、すぐに担任の先生のことが
大好きになっていき、ある日の朝、
先生にタンポポのお花をプレゼントしたいと、
タンポポを摘んで登園しました。
嬉しそうにこちらに手を振って、
教室へ入って行ったのですが…
子どもがしょんぼりとして、帰宅しました。
そして、
「先生が、タンポポは汚いから、
すぐに捨てなさいって言ったの」
と言って泣き出しました。
私は子どもの悲しい気持ちを受け、
心が潰されそうな気持ちでした。
子どもがタンポポを手にして、
とても嬉しそうだったので、
「先生、喜んでくれるといいね」
などと期待を持たせてしまい、
子どもに申し訳ない気持ちになりました。
それと同時に、先生に対して、
「まだ小さい子どもに対して、
そのような対応はいかがなものか?」
と少し不信感を抱いてしまったのです。
どうしても気になってしまった私は、
幼稚園の先生に確認の電話をしました。
小さなことかもしれませんが、
子どもにとっては大きな出来事に違いないからです。
担任の先生に確認したところ、
確かにそのような対応をされたとのことでした。
そして、
「そんなに悲しい気持ちにさせて
しまったとは気づきませんでした」
と謝罪され、
「明日、きちんと謝りますね」
と、次の対応を考えてくださいました。
先生の対応は、先生のスキルや、
その日のコンディションにもよりますよね。
それに、自分の子どものことは
母である私の方がよく知っているのです。
それからは、
『心配なことがあったら相談して良い』
と心に決めて、子どもを送り出していました。
ここでは、幼稚園に関する不安を、
どのように相談したら良いかをお伝えします。
先生の言葉一つで心に穴があくことも
子どもが保育園へ通っていた頃は、
私は保育士さんを100%信頼していました。
赤ちゃんの頃から、
一日のほとんどの時間を預けていたので、
子どもの特性をよく知ってくださっていたようです。
幼稚園では保育園に比べて、
対応してもらう時間も短く、
1クラスの人数も多いため、
先生が子ども一人に対してじっくり見る
ということが難しいはずです。
入園してすぐから、たくさんの子どもたちを
短時間で見ていかなくてはならないので、
先生も大変ですよね。
そんな時にタンポポを持たせたのは、
タイミングも悪かったのだと思いました。
ですが、先生の言葉一つで、
小さな子どもの心にぽっかりと
穴があいてしまうこともあるのです。
そして、そのことに先生が気づいていない
ということもあります。
ですので、子どもが傷つくような対応を
先生にされたと思った時には、
『先生に教えてあげる』
というスタンスで連絡してみましょう。
中には、自分よりも10歳も若く、
社会人経験の浅い先生もいます。
『若いからダメ』ということは決してなく、
若いからこそ勉強熱心で、
一生懸命子どもに対応してくださる先生も
たくさんいます。
ですが、私たちの方が子育て経験が長いから、
小さな子どものサインに気づくこともあるのです。
心配なことがあったら、
ためらわずに先生に相談しましょう。
先生も、頼られることで
さらに自覚を持って対応してくださいます。
大きな問題になる前に相談しよう!
うちの子は、幼稚園でよくトラブルを
起こすタイプでした。
そういう時に、
相手の親御様から連絡を受け、
よく謝りに行っていました。
直接ご連絡をしてくださると、
こちらもすぐに対応できたのですが、
中には陰口のようにして、
私が仲良くしていたお母さんを含めた
グループのSNSで、
うちの子を悪く言っていた人もいました。
直接言ってもらうのとは違い、
子どもの悪い部分を他のお母様たちにまで広められ、
とても辛かったです。
それに、内容が分からなかったので、
対応することができませんでした。
そのような経験から、子ども同士のトラブルを
お母さん同士で解決することは、
あまり良くないと思うようになりました。
幼稚園の先生に相談した方が、
トラブルにならずに解決できます。
子どもの口から聞いただけの事実確認では、
もしかしたらうちの子が悪くなかった
場合もあるのかもしれません。
ですので、事実確認と、
園児を平等に見ることができる
幼稚園の先生に解決のお手伝いをして
もらった方が良いのです。
もし、お友達関係で悩んでいることがあれば、
迷わずに先生に相談してみましょう。
先生が気づいていない部分もありますので、
大きな問題となる前に
お伝えすることをおすすめします。
まとめ
誰にとっても自分の子どもは
一番可愛いですよね。
可愛い子どもが、自分の見えないところで
傷つけられるようなことがあると、
いても立ってもいられなくなります。
自分だけではなく、他のお母さんたちも
同じように思っているのです。
そのことを忘れずに、
自分の子どものことだけでなく
相手のお子さんのためにも、
心配なことは幼稚園の先生に相談する
ようにしていきましょう。